vol.13 アザーン様がお呼びです。

突然ですが、日常生活の中で、お祈りをされることがありますか?
私の実家では、祖母が毎日朝8時前に、お仏壇に向かってお経を読んでくれています。
私は決して敬虔な仏教徒とは言えませんが(私は宗教に関してはゆるーい感じです)、
そんな日本人のことはおかまいなしで、イスラム教徒の皆様は、しょっちゅうお祈りをします。
インドネシアは、90%前後がイスラム教徒。私の住む町は、ほぼ100%です。
(100%みんなイスラム教徒!なんて地区もあります…2016年柳澤調べ:活動の一環で、本当に調査しています笑)
彼らは、誕生日や親族の集まり等イベント事の前、講演会の後、などなどよく祈ります。
お祈りの時は、アザーンという、礼拝時間を告げる呼びかけがあります。
敬虔なイスラム教徒の皆様は、アザーンの声に合わせて、1日5回、朝4時半頃の朝の放送に始まり、夜20時頃の夜の放送に終わるお祈りをされています(国や地域などによって、時間は前後する印象です)
毎回モスク(イスラム教にとって、お寺や教会のような位置付け)に行く人、そうでない人、様々ですが、祈るということそのものに対する意識が、日本人よりも比較的強いという印象ですね。
そんなある日の、ポシアンドゥ という、それぞれの地区で月に1回程開かれている地域保健ポスト(公民館で健康診断をしているイメージ)でのこと。
看護師として健康チェックに同行し、保健スタッフと一緒にポシアンドゥに行ったものの、誰もいません。
早く来すぎたのか、今日の健康チェックは忘れられているのか?
保健スタッフが、近くにいたおばちゃんに何かを喋ると(現地のササック語、本気でわかりません…)、

数分後、突然、アザーンの声が聞こえ始めました。
お昼のお祈りタイムにはまだ早いのに、なぜ?

「みなさん、おはようございます。保健スタッフが来たので、ポシアンドゥにお越しください」

地区の放送かい!

田舎特有のものかとは思いますが(そして、実際にそれを聞いて人々が集まってくれたので、ありがたいことなのですが)、
美作市の、実家がある私の地区でも、大イベントのときは、巨大スピーカーで同様の放送をしていた気が…。
ちなみに、朝のアザーンの中には、

「みなさん、おはようございます。今日は●年●月●日、●曜日です」

から始まるものも。

美作市の、実家で聴いていた無線放送もこんな感じだったかと…。
敬虔なイスラム教徒にとっては、お祈りも、そのための放送も、身近なことなんです。きっと。
イスラム教徒、やイスラム国家、と聞くと、怯えたり嫌な顔をされる方もおられますが、
田舎のイスラム教徒の皆様は、今日ものんきに面白おかしく生きているのでした。

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