vol.11 日食を堪能してみる。

2016年3月9日朝、インドネシアで、日食見ました!

数日前から現地の人に、「今度日食だよ!」と言われていましたが、ロンボク島の皆様は、なにせ日時の概念がアバウトすぎるので、話半分に聞いていました。
そしたら、たまたま前日に新聞を読む機会に恵まれ(山●新聞のような地方新聞があるんです)、
9日は本当に日食で、私が住むロンボク島でも日食が見られるようだったので、たまには人様の話を信じてみようかな、と。
で、たまたま朝起きられたから、見てみることにしました。

私が日食を見たのは、町の中心部にあるモスク(イスラム教徒がお祈りする建物)がある広場。
たまたま宗教関連の祝日だったので、普段は出勤時刻である7時半には、広い空を眺めていました。
鳥のさえずりと、バイクの騒音と、モスクのスピーカーからのお祈りの声を耳にしながら、
ZI●S様の度が入ったサングラスの上に、日本の300円均一ショップで購入したサングラスをかぶせます。思いつきの割にはまあまあ重装備!
(二重にサングラスをかけるのがベストではありませんが、太陽を直接見ると目に悪いよ!)

徐々に、太陽が欠けていく。

1時間ほどかけて、太陽は三日月型に、そしてほぼ見えなくなり(皆既日食ではないようで、終始明るかった)、
1時間かけて、太陽は再び丸くなる。
欠ける時の黒い影はゆっくりしていたのに、また満ちる時は、月が大急ぎで逃げていくようだった。まるで、悪いことでもしたみたいに。

眺めていて思い出したこと。
2012年5月の金環日食のときは、友人と神戸の、いちばん空がよく見えそうなホテルに泊まって、彼女が調達してきた日食グラスをかけて、太陽を眺めた。
あのとき彼女は、ホテルの上層階から地上を見下ろし、
「こうやって、太陽が消えてるのに、世の中の人は日常を送ってんねんな(関西人)」
と言っていた。
平日だったので、日食を見た後、彼女はそのまま大学院に行き、日常に戻っていった。

今日も、祝日で、モスクのスピーカーから「太陽が消えて地球が滅亡します」なんて物騒な放送が流れていたことを除けば(本当です)、
地球が滅亡することもなく、なんの変哲もない日常が送られている。
そして、毎日暑さや様々なものと戦いながら、インドネシアでの生活は、徐々に日常のものとなっている。

日食を眺めることで、改めて、私はここで生きていて、インドネシアで日常を送っているんだなあ、と感じました。

ちなみに、この広場では、他には誰一人日食なんて見てなくて、私の姿を見て「何見てるん?笑」なんて尋ねてこられるインドネシア人もいましたが、
首都では大勢の人が空を見上げていたり、皆既日食が見られる街では日食祭のようなものが開催されていたそうです。
日食を見るために、日本からのツアーも開催されていたとか。日本でも部分日食だったようですね。

チャリ5分で叶ってしまい恐縮ですが、今日は南の島の特権でした。

※私のデジカメでは撮影できませんでした!日食画像は他のHP様でご堪能くださいませ。

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