vol.53 日々異文化にもまれて思う、ロンボク人のいいところ。

こんにちは、断食に挑戦していたものの、2週間半ほど挑戦したところで限界に達し、あきらめた柳澤です。

イスラム教徒の皆様に「私も断食してるよー」と話すと「何日断食してる?」と必ずと言っていいほど聞かれます。断食日記つけてるわけじゃないので日数は覚えていません。しんどすぎて水を飲んだり飴をなめちゃった日もあるけど、通算10日くらいは断食したのではないでしょうか…。

さて、インドネシアは巨大な島国であり、地域が違うと民族性も大きく異なります。

一般的にインドネシア人は笑顔で穏やか、と言われていますが、必ずしもそうとは限りません。

例えばアルファベットのKの形に似たスラウェシ島の人々は、気性が荒く、怒りっぽかったり怒鳴っているような口調の人が多いと聞きます。まさに一般的に言われていることと正反対。

バリ島の人々はまさしく笑顔で穏やかですが、二言目にはお金をふっかけられそうになったりと打算的な人が多い印象。観光地ですからね…。

また、首都ジャカルタがあるジャワ島の人々は、建前と本音があって、穏やかに接しているからといって相手をよく思っているとは限らないとか。そのため、「同僚達が何考えてるかわからない」という声を聞くこともあります。日本に近いかな。

では、ロンボク人はどんな人?

※少々長文です

※あくまで一個人の受けている印象です

私の感じるロンボク人は、良くも悪くも自分に正直。

いいものを見るといいと言い、悪いものを見ると悪いと言う。好きなものは好きと言い、いらないものはいらないとはっきり言います。

基本的に人の話を聞かない。タクシーに乗って、自分の住む町に行きたいと言っても高率で話を聞いてくれません。ホテルじゃないって言ってんだろ。町のアパートに住んでるって言ってんだろ。(ちなみに道を知らない運転手さんが多いです。賢い方はスマホアプリのGo●gleマップで頑張ってくださることもあります…ごくまれですが)

質問は、直球かつ簡単に聞かないとまず答えが出てこない。まあ聞いても答えてくれないことも多いですが…。一度に二つ以上質問するとどっちも答えてくれないので、話はひとつひとつゆっくり展開しましょう。

時間に送れても悪びれない。予定をドタキャンしても悪びれない。外国人に対してぼったくっても悪びれない。列に並んでいるとさりげなく順番抜かしをしてきて、かつ悪びれない。ていうか悪いことだと思ってない(もっとも、大半のインドネシア人に言えることですが)

自分のお給料にかかわることはやるけれど、自分のメリットにならないと判断したらてこでも動かない。

そして、喜怒哀楽がとても激しいです。私よく怒鳴られるよ。男女問わず怒る人は怒るよ。怒ると物を投げられることだってあるよ。

総じて、一緒に働くのは大変です…。やりたくても同僚と一緒にできなかった活動がいくつあることか。

そして、友達としてかかわるのも大変です…。少々のドタキャンでは動じなくなりました。少々勘違いされることにもプライバシーの侵害にも動じなくなりました。

日々もまれ、たくましくなる私…。ロンボク島でもまれています。

でも、いいところもあるんです。

とにかく人懐っこい。自転車をこいでいるとしつこいくらい声をかけてきます。うっとうしく感じていくらこちらが無視しても声をかけるたくましさはもはや尊敬の域。

とにかくよく笑う。私、笑いヨガというもののリーダー資格を持っていまして、ロンボク島内で笑いヨガをすることもありますが、そんなものいらないんじゃないかってくらい普段からよく笑っています。

普段から笑ってるのと、面白いことが大好きなので、笑いヨガも大ウケです。

良くも悪くも忘れっぽい。自分が怒ったことも忘れてるけど、私が耐えきれず怒ったことも忘れています。仲直りしたつもりはないんだけど…と言いたくなるけど、ケンカした・された後も何事もないように接する同僚達、上司達はある意味とても大人。私も余計な事はひきずらずに爽やかに生きていきたいものです。

驚くほど自尊心が高い。初対面の人からは必ずと言っていいほど「ロンボクに来れてよかったね」「ここはいいところでしょう」と言われます。

何百回も「ここは楽しいかい?楽しいだろう?」と誘導尋問されてきて正直うんざりでしたが、自信をもってそう言えるほど、自尊心が高いのです。

それは、他国や他地域と比べていい悪いと思っているわけではなく(他国をあまり知らないというのもあると思いますが)、自国、自民族、自分の島、そして自分自身に誇りを持っているのです。

自身がなくて落ち込む人なんて、滅多に見ません。患者さんくらいかなーでもそんなに落ち込んでなかったなあ。

他と比べないで自分に誇りを持つことは、私達日本人が見習ってもいいのではと思います。

そして、優しい。

実は私、5月、6月と野菜もテンペ(大豆の発酵食品)も買ってません。

決して自炊をやめたわけではなく、毎日大家さんからごはんをもらったり、活動先でおやつやごはんをもらったり、友達の家でごはんを食べさせてもらったり…。

もっと言えば、時間をかけて関係性を築いたからこうなったわけではなく、赴任直後からしょっちゅうごちそうになっています。

私が外人だからそうしているわけではありません。「帰るときにいいものちょうだいねー!」なんてねだられることもありますが、私にだけでなく、親戚や友人が家に来た時にも、惜しみなくふるまっています。

みんな、決してお金持ちではありません。貧しい人々がほとんどで、お金がないからと夕食を食べない家庭だってあります。

にもかかわらず、人に奉仕できること。

この心は、何よりも素晴らしいと思います。

そんな感じのロンボク人に囲まれて、日々を過ごしています。

日本人とは大きく異なる民族性にもまれ、うんざりすることも山のようにあるけれど、嬉しいことも楽しいこともたくさんあります。

この島にいるのもあと4ヶ月弱。ロンボク島での日々を、存分に楽しみたいと思っています。