vol.48 正しい道の使い方。

道は車や人が通行するためのもの。

と思っている方。甘い。甘すぎる。ロンボクコーヒーより甘い(ぞっとするほど激甘です)。

今回は、インドネシア流・道の使い方をご紹介。

・スポーツをする

インドネシアは金メダリストも大勢いるバドミントン大国。親子がバドミントンを楽しむのは、道。道はスポーツの場です。

ちなみにこれ、バリ島のいいお宅の前での風景です。我が家の近所ではではバイクが走る合間にちびっ子が道で追いかけっこしています。金銭事情からか、道具を使ったスポーツはあまり見かけません。

・米を干す

インドネシア、少なくとも私のいる町は二期作のようで、年に2度は道で米が干されています。細い道だと米のおかげで通れないことも。

(写メの道は撮影後自転車を押して通りました。たぶん土かけちゃったと思う)

せめて庭で干せよ!と言いたくなるのですが、庭がない家も多いので…お金がないと庭もない模様。

なお、刈りたての米だけでなく、蒸した後のもち米をざるに入れて干してあることもあるんですが…道ゆくバイクの排気ガスや動物たちを思うと、食べるのに勇気がいるぜ。

・馬のトイレ

犬の糞を踏んだ小学生は格好の笑い者にされるのが日本の常識ですが、私、自分の町で、ほぼ毎日馬の糞を踏んでいます。

(※名誉のために言っておきますが、基本的に自転車で移動しているので私の靴ではなく私の自転車が踏んでいます。盗難防止のため、その糞を踏んだ自転車は室内で管理中。結果、毎日馬の糞がついた自転車と同じ部屋で寝ています…)

ロンボク島ではバイクの他にチドモと呼ばれる馬車も交通手段の一つ。決して観光用ではなく、野菜売りの女性や、学校帰りの中学生、たまに保健センターに訪れる患者さんまで馬車を使っています。日常です。

で、同じロンボク島でも大きい町では馬のお尻のへんに布を張って受け皿を作っているのですが、私の県では垂れ流し。アスファルトに糞をたれながし!!汚すぎ!!!

私の住む県にはトイレを持たない家庭もあり、衛生環境の改善のための方策をスタッフと共に考えていたこともあるのですが…人も大概問題だけど、馬車!!町中にあふれる糞!!

同僚の衛生環境担当者曰く、馬の糞垂れ流しも問題っちゃ問題だけど、住民の改善意識が低いのよねーと話されています。

日本人はこんな糞だらけの町恥ずかしいでござる。恥ずかしすぎて写真を載せる気になれません。

きわめつけは、

・水路

インドネシアの雨季は強烈な豪雨に見舞われます。特に首都ジャカルタは悲惨らしい(私は洪水のタイミングで上京したことはありませんが)。

で、私の町だと、

こうなる。

いちおう道路脇に溝もあるのですが、雨が降りすぎると全く意味なし!!

雨が降ると止んでもしばらくこんな感じです(もっとも、私は比較的山間に住んでいるので、数時間で雨水は流れていき、道は元に戻ります)。

雨季のほぼ毎日雨が降る時期だと、ほぼ毎日道がこうなります。

私の県の場合は昼過ぎに雨が降ることが多いのですが、道が通れなくなるので、雨天時はあらゆる午後の予定が延期または中止…ていうか雨だから来るなってロンボク人からストップがかかります。

こんなペースで生きてると、日本に帰国しても雨天時は仕事さぼっちゃいそうだぜ←

そんな感じで、道は様々な使い方があるのです。

インドネシアはそれなりにインフラが充実していて、大きな道は日本のようにアスファルトで舗装されていますが、

少なくともロンボク島の場合、一歩脇道へそれると舗装されていないことが多かったり、舗装をされていても石造りの場合が大半です。

とはいえ舗装の有無に関係なく、インドネシア人にとって道は自宅の延長なのかもしれません。

住めば住むほど、日本での固定概念が覆される日々です。