vol.47 インドネシア流誕生日の過ごし方。

私事で恐縮ですが、柳澤は先日誕生日を迎えました。

インドネシアでは2回目の誕生日、ここでは書くのをためらう年齢になってしまいました…。

そんなわけで、今回は、インドネシアの誕生日の一例をご紹介します。

そんなしょーもないテーマで掲示板を書けてしまうくらい、インドネシアでの誕生日会は盛大です。

親戚、学校の友達、同僚、はたまた近所の日本人(私)を誘って、

なぜか音響装置を借りてきて家族が司会をし、

なぜか誕生日会開始前に水浴びをすることもあり(シャワーではない、湯も浴びないので基本水浴び)、

延々とイスラム教のお祈りを捧げることもあり、

…という準備により時間が押すのが普通で、空腹の限界が来た頃にインドネシア料理をいただきます。

料理は基本的に食べ放題で、ココナッツカレーのようなものや、焼いた骨付きチキン、野菜を刻んだものなどなど、インドネシアの家庭料理が並びます。

インドネシア人は基本的に手でごはんを食べるので、スプーンなんて普段はただの飾りですが、

こういうときはスプーンとフォークを使用して食べているのを見ると、今日はよそいきだから手で食べないんかい!とツッコみたくなります。

そして、ケーキ入刀。

入刀時は、「ケーキを切るぞ!ケーキを切るぞ!」といった歌詞の歌を延々と歌います。どんだけケーキ食べたいんだ。日本と同じハッピーバースデートゥーユーな歌も歌われていますよ。

子どもの名前を書いてあったり、人気アニメのキャラクターを描いてあったり、日本に負けず劣らず凝った誕生日ケーキが用意されます。

しかしまあ…着色料まみれのクリームに、バターの塊のようなケーキ…大味すぎて日本のケーキが恋しくなります。

ケーキを食べ終わっておしゃべりをしたら解散。解散時も大量のお菓子をお土産にいただきます。

幼稚園児や小学生ならともかく、高校生でも、三十路を過ぎても、60前でも誕生日会を開いてしまうインドネシア人。

そして、「お誕生日おめでとう、長生きしますように!」幼稚園児でも小学生でもこれがお決まりのセリフ。いやいや長生きって高齢者じゃあるまいし。と言いたくなってしまいます。笑

インドネシアの平均寿命は日本より約10歳低く、ロンボク島の私が活動している県ではさらに約10歳低いので、そう思うと健康で長生きしてね!と言いたくなるのもわからなくはないですが(統計は割愛します)。

また、私の住む町では、お金がなくて盛大な誕生日会ができない人も多くいます。それでも、誕生日会に限らず、嬉しいことは人とわかちあい、人々にふるまうという習慣は受け継がれており、それはロンボク島のいいところだな、としみじみ思います。

そんな中での誕生日、去年も今年も週末と重なっていたため、友人の家で平和に過ごしたのですが…、

昨年の週明けに出勤した際、スタッフから大クレームが。

「さやこ、こないだ誕生日だったよね?どこで誕生日会したの!?」「私さやこの誕生日会に誘ってもらってないけど!」

いやいや、日本人はいい歳して誕生日会しません!!!ていうかこんな歳になってまで誕生日なんて嬉しくない!!!

…という日本的感覚はいまいち理解されず、誕生日会をしなかったことをひたすら責められるのでした。