vol.42 看護師、ナース服でコスプレする。

さて、先日の電車のお話の続きです。
電車でどこに行ったかというと、先輩隊員が活動している町の大学に行きました。
先輩は、日本語教育 という職種で、現場の先生方と共に外国語大学の日本語学科にて日本語を教えています。
今回は、先輩の大学で開催された、日本文化祭にご招待いただきました。

イスラム教徒が多い、と聞くとむやみやたらに恐れる方が多いという印象ですが、
イスラム教国インドネシア、実は親日国です。
インドネシアは、海外における日本語学習者が世界で2位、というデータもあるほど日本語学習が盛んで、
高校生の頃から選択授業で日本語を学ぶ学生さんも多いのです(もっとも、私が住んでいる町の高校生はそのような機会はほとんどないようですが…)

そんな地域の高校生達が、先輩の大学主催の日本文化祭に大勢招待されており、習字や(そこらへんの日本人より上手い作品もあったよ!)、
日本の歌のカラオケ(大半がアニソンで驚いたけど、私も知っているアニソンばかりで自分の偏った知識にもっと驚いた)、
マンガコンテスト(制限時間内に黙々とマンガを描く)、某忍者のコスプレ、などなど、
日本の文化を体験する方が多くいて、見ている私もわくわくしました。
いや、浴衣体験とか、もちつきとかソーメン流しとか、サブカルチャー以外のものもたくさんありましたよ。あくまで高校生対象なのです。


今回、このような機会をいただき、こうやって、日本の文化を知り、楽しんでくださる人々が日本の外にもいると知れたことは、本当に嬉しいことだなあ。としみじみ。

私の住んでいるロンボク島の田舎町では、日本文化とは程遠く、
日本と言えば某ネコ型ロボットと某忍者マンガと寿司!、文化に至ってはサムライが今も日本にいると信じている人もいます。本当です。
日本人だとわかると、アリガトー!(挨拶すると突然言われる)、アイシテルー!(初対面)と叫ばれ、それはインドネシア人ではない自分をからかうような言い方をされていると感じることが多く、
日本に行きたいから日本語を学びたい!と突然言い出す人(初対面)や同僚に、
「英語ができた方がいろんな国に行けるし、日本語は難しいよ(持論)」とお伝えすることも多々ありました。
(余談ですが、自国以外の国に行きたいなら、どこであれ英語を使えることはベースだと思います。海外では最低限の英語は使えた方が、そうでないより生きやすいですよ。あくまで持論です)

でも、熱心に日本語を学ぶ、高校生や大学の日本語学科のかわいい学生さん達の姿を見ていると、
日本語を一生懸命学ぶ姿って素敵、日本を知ろうとしてくれているって嬉しい!と感じました。
日本に行きたい、と言って熱心に日本語、日本文化を学ぶ若者達。
彼ら彼女らの願いが、叶いますように。
…いや、遊びに行ったんじゃなくて、文化祭の中で健康診断ブースをさせていただき、来場者様の血圧測定等を行ったり、
看護専門学校&看護大学や診療所を見学させていただいたり、
健康セミナーを開催したんですよ。
遊んでそうですが私ちゃんとお勤めしています。
こうして貴重な機会をいただけたことに、感謝でいっぱいです。
何気にお勤め好きな私、周囲のコスプ…いやいや日本の素敵衣装にまじって用意した衣装は、
ナース服。
私、看護師ですから。聴診器と血圧計も装備してるよ!こういう時のために、日本から持ってきたんだよ!
しかし、病院を退職してもうすぐ2年の私が着ると、もはやコスプレにしか見えないのがなんとも言えず悲しかったです。
日本文化って、いいな。
ナースコスプレをし、血圧を測りながら思った一日でした。

★この1年、きんちゃい岡山掲示板をご覧いただきありがとうございました!
少しでもインドネシアやロンボク島、青年海外協力隊のことを知っていただけて、本当に嬉しいです。
皆様、よいお年をお迎えください!
(ちなみにインドネシアは年末年始はほぼ関係なく通常営業です。実家に帰省とか仕事納めという日本語は、今の私とは無縁です笑)