vol.34 誰でもできる(ハズの)日本の味。

ある日のこと。
日本のカレーを作ることになりました。
決して、料理下手の私が企画したわけではなく…、
診療所の同僚「日本のカレーのルーを手に入れたんだけど、作り方がわからないから一緒に作ってくれる?」
主催者は、日本フリークの同僚です。

彼女が入手したのは、某100円ショップのカレールー。
インドネシアは大半がイスラム教徒、同僚も然り。
彼らは「ハラル」と呼ばれる、イスラム教の経典に沿った食べ物のルールに則ったものを食べています。
どうやら、某100円ショップのカレールーはハラルのようです。ほんまかいな。

箱は全て日本語表記なので、とりあえず箱通りに材料を説明し、購入します。
町のスーパーには生鮮食品は売ってなくて、基本的に道の駅のような市場で購入しているのですが、
診療所他いたるところに、野菜売りのおばちゃんが来るので、今日は診療所にて購入です。
柳澤「じゃがいもってある?」
同僚「今日は売ってないわね…でも、いもなら庭にあるから採ってくるわ」
柳澤「えっ⁉︎」

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同僚、某おとぎ話の●大きなカブ状態。
(※うまく抜けなかったため、結局クワを使用していました)

食材がそろったところで野菜を洗って切り、炒めます…が、
同僚「水入れるのよね?どれくらい入れるー? ジャー(水を入れる音)」
柳澤「えっ⁉︎(先に具材を炒めるって言ったのに‼︎) い、いっぱい入れようか…」

とりあえず、具材を煮込みます。
水の分量も、計らずに入れちゃったので、鍋はもうたっぷたぷ。

ある程度煮立ったところで、
同僚「子どもを幼稚園に迎えに行ってくるね!」
柳澤「い、行ってらっしゃい(ルーを溶かすところが大事なんだけど…帰ってくるかな)」
インドネシア人はかなりのマイペースなので、いくら待っても帰ってきません。
具材が柔らかくなり、一旦火を止めてルーを溶かし終わった後に、同僚とお子様が帰宅。カレールーの溶かし方は教え損ねました…。

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ともかく、無事にカレーができたので、ごはんをよそいます。
同僚「日本ではごはんを箸で食べるのよね⁉︎」
柳澤「…カレーはスプーンで食べます」
しかし、平皿にごはんとシャバシャバのカレーを盛ってしまうと…、手で食べる同僚のご家族達。
インドネシアはロンボク島も含め、ごはんは平皿等に盛り、手で食べる習慣があるので…いいです、これでいいんです。同僚はスプーン使ってたし…うん。

しかし、現地の具材を使った、突っ込みどころ満載のカレーでしたが、それでもちゃんと日本の味!
美味しいと言って日本のカレーを食べてくれる同僚、そのご家族達。
私も久しぶりに日本のカレーをいただき、大満足です。
何を使っても美味しくまとまる日本のカレールーはえらい!
そして、日本の味で異文化交流できたことに、同僚やご家族達に感謝です。

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カレーを食べていたら、ご家族が付け合わせを持ってきてくれました。
中身は…海藻にサンバルを添えたもの(唐辛子を使った調味料で、とんでもなく辛い)。
なんと、付け合わせの方が、カレーよりはるかに辛い…。
同僚「付け合わせもしっかり食べてね!辛くて美味しいよ!」
柳澤「うん、ありがとう…(日本のカレーじゃ、辛さが足りないよね…)」

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異国で作ると、カレーも異国風味です…。