Vol.21 ちょっとぜいたくをするお話。

インドネシアでのあるある日常会話、続編!

インドネシアの田舎町で生きていると、日本人というだけで、とにかくお金持ち扱いされがちです。
最初はそれが嫌で、嫌で。
「給料いくら?」
→ボランティアじゃい!(生活費と住居費のみ工面していただいています)
家に招いてくださり、ご飯を食べさせてくれたかと思うと「さやこは給料入ったら私達にわけてくれるよね!」
「日本に帰るときは私達も連れて帰ってね!」
→だからボランティアじゃい!
住民様にスライドを使用したプレゼンをすると「日本人?おみやげちょうだい!」
→プレゼン=プレゼント=お土産です。

などなど、どケチで心のせまい柳澤がイラァとするような応酬が、日常会話です。

でも、ある日、町から少し農村部に入った、田舎の小学校に行ってみて気づいたんです。
靴が買えないのか、運動靴の子にまじって裸足の小学生がいる。
町の子が吹いていたピアニカを、ちょっと田舎の子は吹いたことがない。
ボールペンが買えなくて、友達に借りている子がいる。

日本じゃ、多くはないでしょう?
学校の質に多少の差はあるとしても、ちょっと地域が違うだけで、小学校ですら地域格差がある、ということ。

私、インドネシアでボランティアするよーと言うと、「なんでインドネシア?柳澤ならアフリカやろ!(関西人)」とつっこまれることもあった程の旅好きで。
実際、アフリカ諸国に派遣される隊員とかかわる機会も多かった分、私インドネシアに何しに行くんじゃろ?なんて思いながら、インドネシアに来ました。

しかし、1万を超える数の島があるインドネシア、地域格差は国の規模並みに大きいのです。ロンボク島の現状はアフリカよりひどい、と聞いたこともあるくらい。
私の町では、中心部からほんの少し離れると、一世帯あたりの平均月収は4000円程度、という地区もあります。
こんな状況じゃあ、日本人は歩くだけで金持ち扱いされるわなあ、無理もないわなあ、
なんて思うようになりました。
(だからって、心が広くなったかは別問題なんですけど)

そんなわけで、小学校で健康に関する授業をした後で、お絵描きタイム。色鉛筆は高学年でも持っていないことがある、絵の具なんて触ったこともない。
だから、普段ボールペンくらいしか使わないところを、ちょっとぜいたくして、色鉛筆でのお絵描き。

夢のようなぜいたくは一瞬の出来事であるように、高すぎる理想にはなかなか届かない。
でも、ちょっとだけ、背伸びしたら届くことができるように。
使うツールも、2年間のボランティアで教えることも、ちょっとだけ背伸びしたら届く、2年先も使うことができるものを。

そんな感じで、今日もお金持ち扱いされつつも、ちょっとだけ背伸びすることを教えています。
みんな、上手に描けました!

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